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<奈良市>
○学園前駅北口交差点南側に、レーン増設のため車道拡幅を行った。
○バスベイの設置:6箇所
○縦横勾配の修正による改良(車道部分を1.2mの切下げ)
○鶴舞橋南詰の歩道橋設置

 

<近鉄不動産>
○近鉄不動産が土地を提供し、奈良市が中央分離帯を移設し、学園前駅北口交差点からの110mを2車線化した。

 

<近鉄>
○学園前駅北口広場のロータリーの撤去によるバス待機スペースの増設:6台

 

<規制実施後の奈良市、近鉄の対策>
○学園前駅ホームとバス乗り場をフラットにして電車連絡がスムーズにいくような改良を行った。
○バスとタクシー・マイカーの広場における完全分離と市道の法線の全面付け替えを行った。
○学園前駅北口への歩道通勤者対策として、同交差点に南北、東西間に歩道橋を設置した。(一部スロープ式)
○レーン増設のため中登美交差点を拡幅した。

 

?I当社の対応
当社は、マイカーの長所である「歩かせない、待たせない、立たせない、登らせない、濡らさない」の五つの無いを五無の留意点とし、ゴムのような柔軟な発想でバスのサービスをマイカーに近づけることを目標に、下記のように積極的に取り組んだ。

 

●「歩かせない」
○新路線の開設
・大型バス路線:3路線
・マイクロバス路線:3路線(座席定員17人、立席定員24人、合計41人乗りで2ドアのマイクロバスを開発、導入)
○21時以降自由乗降制度の採用
○サイクル&バスライドの採用
○ホーム・ツー・ホーム:バスと電車の乗り換えをスムーズにするため、北乗り場は電車のホームとバスの乗り場をフラットにした。

 

●「待たせない」
○運行回数の増加:運行回数を規制実施前の719回から試験規制時には953.5回、32.6%増回し、現在では1,197回となった。(規制実施前の66.5%増)
○最終便の延長:深夜バス4路線7系統を、午前0時以降深夜運賃で運行した。
○乗降時分の短縮:3扉車両の導入により、往と復で乗降方法が違う変則乗降方式を採用した。(最高7区の多区間の運賃)
<住宅地から駅へ向かう時>
運賃先払いとし、駅での降車は三つの扉を全て開いて行う。駅での降車時分は、70名で25秒、(途中停留所での降車客はその旨運転者に申告し、該当運賃を支払う)
<駅から住宅地へ向かう時>
駅発車時、三つの扉を開き、整理券を発行せず乗車し、降車時は前扉からの運賃後払いとする。(途中停留所からの乗車客は、降車時にその旨運転者に申告し、該当する運賃を支払う。)

 

 

 

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